エクイニクスはより良い未来の実現のために取り組んでいます。その一環として、Future Firstのサステナビリティ戦略を推進しており、従業員とパートナーを結集させてより良い未来を構想し、それを実現するために必要なことを実行するとともに、今日の行いが明日にどのように影響するかを常に考えながら行動しています。
当社はグローバルなデジタルインフラストラクチャ企業(The World’s Digital Infrastructure Company™)として、世界的な課題、長期的リスクへの管理に対するステークホルダーからの期待、デジタルエコノミーが世界に与える環境的および社会的影響への意識の高まりのすべてを踏まえ、サステナブルな未来のための取り組みに重要な役割を果たしていきます。
パンデミックは、働き方や学び方、相手との関わり合い方を含め、すでに進行中のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させた一方で、デジタル格差拡大などの社会的・環境的な不平等も浮き彫りにしました。こうした不平等は、企業や政府、その他のステークホルダーが社会的脆弱性に対処し、より回復力に優れたサステナブルな経済を再建しようとする中で、世界の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
ハイブリッドな職場の次なる進化、リモート教育、デジタルな社会的相互作用、AIソリューションの統合、そして人類共通の故郷である地球の環境保護気運の高まりに向けて、私たちの世界を牽引するインターコネクション(相互接続)の実現は一層欠かせないものとなっています。
世界最大規模のグローバルデータセンター不動産投資信託(REIT)であるエクイニクスは、お客様とパートナーによるDXの持続的な拡大を支援できる絶好の立場にあり、240以上の拠点に及ぶInternational Business Exchange™(IBX®)データセンターと業界全体にわたり、地球環境の保護と気候変動対策の取り組みにおいてリーダーとしての役割を果たしています。2030年までのグローバルなクライメイト・ニュートラル(気候中立)目標と科学的根拠に基づく目標の一環として、今後は脱炭素化の取り組みを事業やサプライチェーン全体で推進するとともに、より多くの人が有意義な仕事に就けるようにするための多様な人材パイプラインやパスウェイを整備するなど、事業全体のDIB(ダイバーシティ、インクルージョン、ビロンギング)への投資と意識の向上を通じて、従業員の潜在能力を引き出すための取り組みをさらに強化します。また、誰も置き去りにされることのない、より公正かつ公平な世界の実現という目標に向かってどのよう一致団結して取り組むべきかについて、同僚や外部のパートナーと勇気ある話し合いをするよう努めています。業界のリーダーとして当社は、正しい行いで先頭を進み、テクノロジーが地球に及ぼす影響を最小限に抑えつつ、すべての人がテクノロジーのメリットを最大限に享受できるようにすることに取り組んでいます。
このレポートは、Global Reporting Initiative(GRI)のサステナビリティ報告スタンダードの中核オプションに従って作成されており、サステナビリティ会計基準審議会(SASB)の不動産基準および気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の開示の一部に対応しています。エクイニクスは、これらの開示範囲を今後さらに拡大するよう取り組んでいます。
当社はグローバルな市場リーダーとして責任ある成長に取り組んでおり、環境・社会・ガバナンス(ESG)イニシアティブ全体に当社の価値観を反映させる、大胆なFuture Firstサステナビリティ戦略のアジェンダを押し進めています。環境保護の取り組みに関して、業界における当社のリーダーシップは拡大し続けており、当年の再生可能エネルギーのカバー率は96%となりました。過去5年間でエネルギー使用量が大幅に増加したにもかかわらず、5年連続で90%を上回りました。2021年に設定した科学的根拠に基づく目標(SBT)の達成状況も順調です。2019年のベースラインと比較して、事業上のスコープ1と2の排出量は23%減少しました。
12月には、電力使用をさらに削減するために、データセンターでの運用温度の範囲を拡大するという業界初の取り組みを発表しました。このイニシアティブは、長期的に見て、サステナブルな事業慣行を通じて効率性向上を牽引し、施設の電力使用効率を向上させると予想されます。当社は環境サステナビリティへの取り組みを引き続き堅持しており、喜ばしいことに、チームの熱心な取り組みが認められ、CDPの名誉ある「2022年気候変動Aリスト」に初めて選定されました。
2022年9月にはエクイニクス・ファウンデーションを設立しました。これは従業員主導の慈善団体で、慈善目的の支援金提供や戦略的パートナーシップを通じたデジタルインクルージョンの推進に取り組んでいます。エクイニクス・ファウンデーションは、サステナビリティの社会的側面への当社の継続的な取り組みを反映しています。従業員の情熱を活用および拡大し、世界全体のコミュニティにおけるデジタル格差の解消に寄与することを通じて、よりインクルーシブでサステナブルな良い世界の実現に貢献できることを楽しみにしています。
エクイニクス・ファウンデーション以外にも、当社の従業員は、2022年に2万2,700時間以上のボランティア活動と200万ドル以上の寄付を実施し、コミュニティへの還元に取り組みました。 また喜ばしいことに、当社はFortune誌の「世界で最も賞賛される企業」に3年連続で選出され、JUST Capitalの2023年ランキングにおいても不動産部門で2年連続1位にランクインしています。こうした評価は、当社の文化と、グローバルなチームによる素晴らしい仕事ぶりを証明するものです。
当社は、市場でのリーダーシップを拡大し、競争優位性を強化し、ステークホルダーのための持続的な価値創造を推進する中で、目前のビジネス機会の成長に期待しており、自信を持って取り組みを継続しています。当社は引き続き、「世界を結び付け、人々の働き方・生き方を充実させ、地球環境を保護するイノベーションを実現するプラットフォームになる」という目標を、企業全体で熱心に追求しています。
#InServiceTo
プレジデント兼
最高経営責任者
Equinix, Inc.
代表取締役会長
Equinix, Inc.
最高財務責任者
Equinix, Inc.
チャールズ・マイヤーズ
プレジデント兼最高経営責任者
Equinix, Inc.
「世界をリードする相互接続データセンター企業であるエクイニクスは、この新しい時代を形成する組織とエコシステムを、持続可能かつ責任ある方法で支援、保護、接続することに専念しています。」