環境

健康的で持続可能なオフィス環境

エクイニクスの社員は環境保護に熱心に取り組んでいます。エクイニクスはその熱意を後押しできるよう、社員が日々使用するオフィスでその優先課題に取り組めるようにしています。その一環として、オフィスデザインと社員への働きかけを通じ、職場におけるサステナビリティを促進しています。

オフィスのエネルギー使用への取り組み

当社のエネルギー消費量全体に占めるオフィスの割合はごく一部(1%程度)ですが、エクイニクスは、排出量削減の取り組みを組織全体に波及させることに価値があると認識しています。2021年、当社最大規模のオフィスでは、スコープ1および2のすべてのエネルギー使用量を削減するため、エネルギー使用量に関するデータ収集を実施し、新しいベースラインを作成しました。世界上位10のオフィスでは、2022年度末までに、グローバル企業の排出量目標に沿ったエネルギー削減目標を設定する予定です。2022年のオフィス計画では、省エネに加え、新たに設定した目標に対する進捗をサポートするため、再生可能エネルギーそのもの、または再生可能エネルギークレジットの年次グローバル調達に参加することも予定しています。

グローバルデザインガイドライン

当社のオフィススペースのグローバルデザインガイドラインは、サステナビリティを事業運営とリースプロセスの重要な側面として組み込んでいます。ガイドラインには、空間の効率的な利用について再考し、多様性・包摂性・帰属意識(DIB)への取り組みと密接に統合するグローバルな設計・建設基準が含まれています。

2021年には、新規リースにおいてサステナビリティ基準を積極的に考慮するよう、リースのアプローチを変更しました。不動産チームは、貸主との交渉の際に、2020年に制定した「グリーンリースに関する配慮事項」に基づいて新たに作成したチェックリストを用いる必要があります。このチェックリストには、再生可能エネルギーの利用可能性、エネルギーと水の計測、廃棄物やその他の環境負荷のモニタリングに関する質問が含まれています。

また、当社のテナントプログラムを通じた廃棄物の削減も目指しています。たとえば、テナントへの転貸の際には、既存の装備を残したまま販売できるよう交渉しています。これにより、不要な改修によって廃棄物が生じる可能性が少なくなります。

この作業は、オフィス空間における資源効率を向上させるための、以下のような既存の取り組みに基づくものです。

  • カリフォルニア州レッドウッドシティにあるLEEDゴールドの本社ビルなど、USGBC LEEDグリーンビルディング認証を取得
  • コンポストやリサイクルによって廃棄物を削減し、使わなくなったコンピューティング機器をデジタルデバイドに取り組む非営利団体に寄贈
  • 使い捨てのペットボトルをなくすために水と革新的な飲料ステーションを提供し、有線ケーブルの代わりにWi-Fiの使用を拡大することで廃棄物を削減
  • LED照明の改修やエネルギー効率の高い家電製品の使用によるエネルギー効率への対応

ここでは、エクイニクスのチームが世界各地のオフィスでどのように環境サステナビリティを進めてきたか、近年の事例をいくつかご紹介します。

  • 2021年時点で、最大規模のオフィスの100%がスコープ1および2のエネルギー消費量をトラッキング
  • 10大オフィスが2022年末までにエネルギー削減目標を設定
  • 米州のEV充電器増設が2021年にレッドウッドシティ本社にて完了
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アメリカ

  • レッドウッド市本社の電気自動車充電器拡張プロジェクトは 2022 年に完了
  • 2021 年に 700 点の家具が寄付されました。すべての家具は 100% リサイクル可能で、50% がリサイクル素材です。
  • 使い捨てプラスチックの削減、びん・缶の削減
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EMEA

  • ISO14001総合環境マネジメントシステム
  • アムステルダムで使い捨てプラスチックを撤去し、年間 39,00 本のボトルを回避
  • EMEA 全体で革新的な光センサーと LED 照明の改造
  • 英国の朝食予算の 5% が、2021 年に世界の飢餓を支援するために再配分されます
  • 英国のリサイクル率は 64% で、2021 年にはすべてのケータリングが自転車で配達されます
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アジア太平洋

  • 新しいシンガポール本社は 4 つのオフィスを 1 つに統合し、エネルギーを 25% 削減し、全体に持続可能なデザインを取り入れました

社員の意識向上

私たちは、サステナビリティへの取り組みを社員がサポートできるよう支援したいと考えています。社員の賛同と参加があってこそ、当社のポジティブな影響を最大化することができるのです。サステナビリティの文化を組織内に根付かせるため、2020年には、気候変動、ネットゼロビルディング、環境への影響を測定・報告することの利点についての理解など、エクイニクスの業務の基礎となるサステナビリティのトピックに関するトレーニングモジュールを展開しました。このオンデマンドeラーニングを展開することで、社員は日々の活動を地球環境問題と結びつけて考えることができるようになります。

また、地域の社員参加型の新しい仕組みを活用し、社員による地域社会での環境維持に関する教育や行動も促進しています。「グリーン&サステナブル」は、WeAreEquinixのローカルグループが掲げる6つのテーマの一つであり、拡大する多様性・包摂性・帰属意識戦略の重要な側面となっています。

環境保護への取り組み

2020年にコロナ禍の始まりの最中で開始されたバーチャル・エンゲージメントを基盤に、エクイニクスの社員はオフィスと地域社会で環境活動に取り組み続けました。Equinix Impact Exchangeでは、社員は自分にとって重要な活動に資金を提供するためにマッチングギフトを利用できます。環境関連の寄付の概要は以下のとおりです。

シンガポールでの活動

エクイニクスはシンガポールにおいて、社会貢献の重要性に対する意識を高め、エクイニクスのコミットメントと合致するシンガポールの2030年グリーンプランの優先事項に取り組むため、一連の地域活動および環境活動に着手しています。地元の社員ボランティアグループであるWeAreEquinixチームが中心となり、サステナビリティ・プロジェクト、コミュニティ開発、緑地化プロジェクトという3つの分野に焦点を当てた取り組みを行っています。

  • サステナビリティ・プロジェクト:シンガポール環境評議会と協力し、ペットボトルやアルミ缶のリサイクルを奨励するため、地元の2つの大学内に設置する飲料容器自動回収機(RVM)を調達し、資金援助しました。
  • コミュニティ開発:地元の慈善団体の資金集めのためにチャリティーオークションを主宰し、貧困者や高齢者に無料で食事を配る炊き出しを行っている地元の無宗教の慈善団体Willing Heartsでボランティアとして手伝いをしました。
  • 緑地化プロジェクト:工業団地やビジネスパークを緑化するための地域植林活動に参加しました。これは、シンガポールの「100万本の木」運動の一環で、都市に再び自然を取り戻すことを目的としています。また、エクイニクスは、シンガポール植物園の「Trees of the World」イニシアティブにスポンサーとして20本の木を寄贈しています。
SDGs番号 SDGsカテゴリ 2021年のボランティア時間 2015~2021年のボランティア時間 2021年の寄付金 2015~2021年の寄付金
6 安全な水とトイレを世界中に 0 26 62,187ドル 86,494ドル
11 住み続けられるまちづくりを 4,305 16,100 600,611ドル 2,229,157ドル
15 陸の豊かさも守ろう 1,047 4,500 124,623ドル 334,458ドル

アドボカシーとコラボレーション

社会に変化を起こす活動は、多くの企業の意見をまとめて、その購買力を活用する当社ならではの戦略の要です