環境

環境に配慮した設計と革新

エクイニクスは、ポートフォリオの信頼性、回復性、持続可能性を確保するため、効率的なデータセンターの設計に優先的に投資しています。エクイニクスのチームは、サプライヤーやお客様、パートナー様と協調的かつ意欲的に連携し、当社の事業および業界全体にイノベーションをもたらす先駆的な役割を果たしています。

エクイニクスは次のことに取り組んでいます。

  • 事業全体で持続可能な結果をもたらすための資金の配分。グリーンボンドは、フットプリントのグリーン化への投資に充当されています
  • あらゆる資源の消費を抑えるように総合的に計画された持続可能なデータセンターの設計、構築、運用
  • テクノロジーとイノベーションを活用して、「未来のデータセンター」を実現するソリューションの商業化を促進
  • 従業員のための健康的で持続可能なオフィス環境の整備と維持
  • エクイニクスの事業運営とガバナンス、および業界全体にわたって、環境サステナビリティのガバナンスの強化を提唱して支援

グリーンビルディング

エクイニクスのデータセンターは、地域社会のニーズを取り入れながら、高い運用基準と資源効率を念頭に置いて入念に設計されています。2020年には、グローバルリファレンスデザインの新たな進化版を採用しました。このデザインは、より効率の高い機械・電気インフラストラクチャを組み込んでおり、モジュール型の構成が可能です。また、空間効率の改善によってエンボディドカーボンを削減し、地域の電力設備や暖房設備と統合できるように事前に構成されています。これらの対策と、長年にわたって学んだ教訓は、新たに建設するデータセンターのサステナビリティを最大限に高める基盤となっています。私たちは設計基準以上のものを目指す一方で、認証や国際的なマネジメントシステム、コンプライアンス基準なども、もうひとつの指標としています。

グリーンビルディング認証

エクイニクスは2021年、米国グリーンビルディング協会(USGBC)のゴールド会員となり、LEED評価システムの開発元と連携して、グリーンビルディングへの取り組みをさらに強化しました。また、ポートフォリオにおいて認証をより広範囲に適用するため、グローバルなLEEDスコアカードを開発しました。その目的は、USGBCによって策定された設計およびコミュニティガイドラインをすべての新しい建築物に優先的に適用するようにすることです。

グリーンビルディングへのコミットメント

エクイニクスは、そのポリシーに概説されているように、LEED認証または同等のグリーンビルディング基準をすべての新築建築物で達成するよう取り組んでいます。LEEDゴールドまたはプラチナ認証を取得することは、グリーンファイナンスの枠組みにおける適格グリーンプロジェクトでもあり、これらの取り組みにさらなるインセンティブを与えています。

成果

2020年と2021年にグリーン認証を受けたデータセンターは、総面積110万平方フィートに達しました。2020年と2021年に評価を受けた新設サイトは以下のとおりです。その他の認証は最終申請待ちです。

データセンター 都市圏 評価スキーム 達成レベル
DA11 テキサス州ダラス LEED シルバー
DC15 ワシントンDC グリーングローブ 3グローブ
ML5 イタリアミラノ LEED 保留中
SG4 シンガポール BCA Green Mark
LEED
ゴールドプラス
シルバー
SG5 シンガポール LEED
BCA Green Mark
保留中
プラチナ
SV11 カリフォルニア州シリコンバレー LEED ゴールド

コンプライアンスおよびマネジメントシステム基準

エクイニクスでは、事業活動による影響を確実に管理するため、グローバルなエネルギー・環境マネジメントシステムも導入しています。具体的には、今後1~3年間で基準をグローバル化することを目標に、各施設の認証を地域別のISO環境・エネルギー基準と一致させるよう取り組んでいます。また、14001および50001認証取得の拡大も計画しています。EMEAの既存拠点は、ISO 14001:2015環境マネジメント基準(廃棄物、エネルギー、水)およびISO 50001:2018エネルギーマネジメント基準に100%準拠しています。また、新しい拠点が稼働を開始するとすぐに認証の取得に取り組んでいます。

エクイニクスは、欧州連合の共同研究センターが主導する「データセンターのエネルギー効率に関するEU行動規範」イニシアティブにも参加しています。このイニシアティブの目的は、データセンターのエネルギー効率を向上させるとという最終目標に向けて、その認知度を高めることにあります。エクイニクスは、EMEAにあるデータセンターのうち35か所について、定められた要件に従ってユーティリティ設備とIT設備のキロワット時を報告しており、共同研究センターの企業参加者として認定されています。また、対象拠点を追加することによってEMEAにおける報告への参加を拡大すると同時に、EU気候中立的データセンター事業者協定および自主規制フレームワークで示された持続可能なデータセンターの枠組みについて、EUとの連携にも取り組んでいます。このセクターを対象としたEUサステナビリティ ファイナンス タクソノミーの草案は、本ドキュメントの発行時点で入手可能になっています。エクイニクスは、気候変動の抑制と適応に向けた欧州連合の目標との整合性を最大限に高めることを目指しています。

成果

地域 総面積(平方フィート)
(百万)
LEED認証の
適格ポートフォリオの面積
(百万平方フィート)
LEED認証の
適格ポートフォリオの割合(%)
アメリカ 12.9 4.9 38%
アジア太平洋 6.3 4.1 65%
EMEA 8.0 1.0 13%
全世界 27.2 10.0 37%
米国グリーンビルディング協会 LEED
データセンター行動規範
ISO50001
ISO14001
BCAグリーンマーク
エンボディドカーボン

エクイニクスのデータセンターのエンボディドカーボンには、建築物のすべての構成要素の製造、輸送、設置に関連したGHG排出量が含まれます。データセンターのエンボディドカーボンはスコープ3排出量の大部分を占めるため、それを把握して削減することは、ネットゼロの未来を実現する過程において重要な役割を果たします。まず、骨組みや外壁、屋根の各資材に内包された炭素を削減できる可能性を特定するために、ベースライン指標を定量化しています。短期的なイニシアティブには、グローバルプロジェクトにおける建築物全体のライフサイクル分析(WBLCA)の実施、コンクリート部材のオフサイト プレファブリケーションとオンサイト製造の影響比較、代替低炭素材料の評価が含まれます。

ワンクリックLCA

これまでにOne Click LCAソフトウェアを使用して、米国内のデータセンターで5件のWBLCAを完了しており、現在は、欧州およびアジア太平洋地域のデータセンターを対象とした複数の評価が進行中です。同様の材料であっても調達元の地域が異なると、そのエンボディドカーボンも大きく異なります。世界各地で実施したエクイニクスのプロジェクトを調べることで、炭素情報に基づいた決定を下せるようになります。これらの調査とイニシアティブから得られたデータを活用し、データセンター建築物の選択、調達、および建築方法を、建築時の排出量も踏まえて決定できます。特に、構造物の鉄骨とコンクリートは、建築物の総エンボディドカーボンを削減するうえで重要な考慮事項となります。

エクイニクスの分析は、LEEDv4.1 MR建築物ライフサイクルインパクト削減のオプション4建築物全体のライフサイクル分析と整合しています。以下は、One Click LCAへのデータ入力の例です。

基礎および下部構造 基礎、地下、地階、擁壁
垂直構造およびファサード 外壁およびファサード(プレキャスト コンクリートパネル、金属スタッドフレーム、断熱材を含む)
垂直構造およびファサード 柱および耐力垂直構造(構造用鋼柱、間柱、ブレースフレーム、梁を含む)
水平構造:梁、床、屋根 床版、天井、ルーフィングデッキ、梁、屋根
その他の構造および材料 階段、窓、ドア
生物多様性とコミュニティ重視の設計

エクイニクスは、当社のIBXの周辺に生息する動物、自然植生、生息地、花粉媒介者機能、およびそれらが提供する生態系サービスなどの生態系と生物多様性を保全し、可能であれば回復させるよう取り組んでいます。事業展開する地域の生物多様性を維持するため、IBXのサイト選定プロセスにおいては、生物多様性のリスクと必要な緩和策を評価しています。これらの評価に加え、保護種に近接した地域での開発を必要に応じて回避することにも努めています。通常、エクイニクスのIBXデータセンターの多くは都市部にありますが、IBXの建設プロセスにおいても森林破壊に対処するよう努め、必要に応じて森林再生も行っています。データセンターの建設にあたっては、生物多様性と土地利用に関するあらゆる地域規制を遵守しています。

生物多様性への注目が高まる中、エクイニクスは都市部に野生動物を呼び寄せ、重要な生物種に適した生息環境を提供するための取り組みを行ってきました。ホスト・イン・アイルランドの「DC for Bees」活動を通じて、アイルランドの25のコミュニティで1,200の果樹園の植樹に参加しています。250本の果樹が混在する果樹園は、地域の花粉媒介者に安定した食料源を提供し、地域社会の発展に寄与しています。また、屋上緑化や外壁緑化など、建築物の設計に生物多様性への配慮を盛り込む方法を積極的に模索しています。これらの取り組みにより、エクイニクス拠点の生物多様性を維持し、向上させることを目指しています。

Logo for DCs for Bees' 1000 Orchard Initiative. Image of insect hotel with Equinix branding.
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廃熱

エクイニクスは、立地選定プロセスの一環として、地域住民の参画と利益のためのコミュニティ内での連携の機会を取り入れています。ヨーロッパ各地では、廃熱を外部に提供して住宅地に供給しており、当社の新キャンパスの設計にも廃熱を最大限に活用する方法を検討しています。フィンランドのヘルシンキにある当社のHE3データセンターでは、地域のエネルギー供給会社とのパートナーシップにより、5.3ギガワット時の廃熱エネルギーを地域のエネルギーグリッドに戻し、地域内で消費される電力の炭素負荷削減に貢献しています。HE4、HE5、HE6、HE7では、地域の熱を利用して共有スペースを暖め、データセンターの余剰熱を送電網に供給する案を協議中です。

さらに、操業中に発生する温水の利用先を探し続けています。液冷技術の拡大により、水温が上昇し、効率が高まって、利用機会が拡大することが予想されています。今後の目標は、地域の熱や自家発電、そして最終的には水素エネルギーを設計に取り入れるというコンセプトを広げることです。

デザインイノベーション

データセンターのエネルギー消費の約30〜50%は、私たちが設置している重要な機器によって消費されています。エクイニクスは、当社自身、そしてお客様と地球環境のために、より持続可能で高密度な技術の革新を進め、この影響に対処しています。また、今すぐ実行できる既存のデータセンターのベストプラクティスを活用しながら、「未来のデータセンター」を実現するソリューションの商業化を促進したいと考えています。未来のデータセンターに関する当社のビジョンは、2030年までにヨーロッパのデジタルサプライチェーンをカーボンニュートラルにするというEU構想のような目標の実現に向けて、急速に進化する世界の規制改革を直接的にサポートするものです。

Graphic showing Equinix's Data Center of the Future concepts. Low-carbon energy: low-carbon, local generation as either prime or standby power, generating carbon-free electricity and moving toward grid integration and stabilization. Circular economy: Embedded circular economy principles--prioritizing waste heat re-use, water positivity, building materials embodied carbon reductions and hardware recycling. High-efficiency cooling: High-efficiency air cooling and transitioning toward higher density, leveraging liquid cooling technologies. Software optimized and automated: Software optimized and automated data center systems, leveraging AI & ML for maintenance and materials to achieve energy efficiencies and improve power forecasing.

エクイニクスは、より高い効率を実現するため、数多くの技術を継続的に探求し、導入しています。これには、特段の対策をとらない現状趨勢の改善のほか、新技術の探求や、成功すれば現場や地域に固有のニーズに基づいてより広範囲に適用される日和見的な改善も含まれます。当社のアプローチでは、新しい技術やシステムへのアクセスを第三者に許可するオープンソースフォーラムも重要なテーマとなっています。

運用面での現状趨勢の改善

アメリカ暖房冷凍空調学会サーマル
ガイドライン
コールド/ホットアイル
コンテインメント
省エネ型
LED照明
高温
チルドウォーターセットポイント
コンピューティング機器の安全な動作温度を維持しながら、冷却のための消費電力を削減します。A1推奨からA1許容へ。 データセンターの給気通路の冷気と排気通路の熱気の混合を物理的な障壁で抑制することにより、エネルギー消費を抑え、より効率的な冷却を可能にします。 人感センサーやLEDを使用して、照明を操作することによるエネルギー消費と周囲の熱を抑えます。 冷水温度を上げることで省エネを図り、設計・運用のPUEを改善します。

新しいテクノロジーとイノベーションのハイライト

帯水層熱
エネルギー貯蔵
DCIMおよび適応型
制御システム
燃料電池による
よりクリーンで信頼性に優れた
電力
熱回収、
地域熱供給
冬季に冷たい地下水を利用して機器を冷却することで、データセンター内の従来の機械的な冷却を不要にし、断熱冷却設備の水使用量を減らすことができます。 インテリジェントな分散型センサーと革新的な制御ポリシーによるアクティブなエアフロー管理で消費電力を減らし、冷却能力を向上させます。 パフォーマンス/品質、信頼性、耐障害性を提供し、電力を消費する場所の近くに配置します。エクイニクスは、水素対応の燃料電池をイタリアで試験的に導入することを計画しています。 廃熱を再利用して地域のコミュニティ(オフィスや学校など)と共有したり、地域のエネルギーグリッドに貢献することができます。これにより、CO2をはじめとする有害ガスの排出が抑制されます。
高密度液冷 長時間の蓄電池 機械
学習とAI
自然冷媒
直接液冷によって機械効率を向上させます。 信頼性と適時性に優れた電力網のサポートに向けて、エネルギー貯蔵の機会と他の技術との統合の可能性を評価します。 データセンターにおける新たなエネルギー効率改善策の特定に活用します。 オゾン層を破壊せず、環境負荷の少ないハイドロフルオロカーボン(HFC)代替の自然素材を活用します。
未来のデータセンター:コ・イノベーション施設

エクイニクスは2021年、ワシントンD.C.エリアにあるバージニア州アッシュバーンキャンパスのDC15 IBXデータセンターに、当社初のコ・イノベーション施設(CIF)を開設することを発表しました。CIFは、当社の「未来のデータセンター」イニシアティブの一部であり、革新的なパートナーがエクイニクスと協力して、デジタルインフラストラクチャとサービスの未来を定義するさまざまな手法を試行および開発することを可能にする新しい機能です。

CIFでは、先進的な電源、冷却、制御の手法を実証することができ、幅広いサプライヤーやサーバーの中から400以上の空冷・液冷CPUが装備されています。CIFは「未来のデータセンター」のビジョンを実現することに重点を置いており、エクイニクスは、このデータセンターの特徴を次のように考えています。

  • 信頼性
  • 効率性
  • 効率的な建設コスト
  • サステナビリティ
  • データセンターの寿命延長
燃料電池による回復性

燃料電池は、よりクリーンなエネルギーへの取り組みの重要な一翼を担っています。燃料電池の電力は電気化学反応によって生成され、当社がこの技術を導入している地域グリッドの限界排出率よりも20%から35%クリーンです。燃料電池は、従来のガス燃料の発電所に比べて粒子状物質の排出が大幅に少なく、運転に必要な水も消費しません。

今後、燃料電池の導入が進み、すでにストレスのかかっている電力網の負担が軽減されるものと期待されています。燃料電池は24時間365日「常時稼働」のベースロード電源であるため、電力網を補完し、石炭やガスの使用量を削減するのに適しています。この混合型アプローチは、グリッド全体の排出量を相殺し、電力グリッドへの依存度を下げることでエクイニクスにエネルギーセキュリティを提供するとともに、送電ロスを取り除き、効率を最大化します。さらに、私たちが導入しているすべての燃料電池技術は、最大で50%の水素混合を「そのまま」受け入れることができるように設計されています。これにより、将来にわたって進化し続ける水素市場の恩恵を受けられるようになりました。

成果

2021年時点で、エクイニクスの燃料電池の電力購入契約(PPA)の合計は、15のIBX拠点に設置された燃料電池にして44メガワット(MW)に達しています。現在、ボストン、ニューヨーク、シリコンバレーでの契約に基づく設置が予定どおりに進んでおり、2022年末までに合計48 MWに達する予定です。

SV11ケーススタディ

SV11 IBXでは、ブルーム燃料電池システムを主電源として運用し、緊急時のみ電力網から電力を供給しています。この設備は、燃料電池の信頼性を実証するものであり、ディーゼル発電機が革新的な低炭素技術に置き換わる、より環境に優しい未来の可能性を示しています。

オンサイト・ジェネレーションの未来

世界のエネルギーグリッドのサステナビリティと回復力を高めるため、さまざまな将来の設計戦略がデータベースで検討されています。データセンターの全負荷を燃料電池とエネルギー貯蔵(長寿命バッテリーまたはクリーンな水素)でサポートして、バックアップとしてグリッドを利用し、オンサイトのディーゼル発電機を排除するというコンセプトは、産業のゼロカーボン化を進める道筋になります。

エクイニクスは、気候変動対策の目標達成をサポートする新しいテクノロジーの可能性に期待しています。たとえば、新興のクリーンエネルギー産業をサポートする新技術でデータセンターの自家発電機を置き換える可能性をさまざまなプロジェクトやパイロットで検証し、気候ニュートラルな未来に向けた準備を整えています。同時に、脱炭素化に今すぐ着手することが急務であることも認識しています。

低炭素型オンサイト燃料への移行

2020年から2021年にかけて、サステナビリティチームとグローバルオペレーションズは、ディーゼル発電機の短期・中期的な燃料代替戦略の評価を開始し、スコープ1排出量の削減に役立つ技術の調査を積極的に行っています。その結果、発電機からの複雑なオンサイト発電シフトを必要とせずに、エクイニクスのスコープ1排出量を直ちに削減できる有力な候補として、水素化分解植物油(HVO)が特定されました。HVOは、さまざまな有機物を原料として製造されるバイオベースの液体燃料です。HVOはディーゼルと比較して、GHG排出量を最大90%削減することができます。

科学的根拠に基づく目標と気候ニュートラル目標を達成するための取り組みの一環として、エクイニクスは以下のことを行っています。

  • すべての新設および改修にHVO対応発電機を利用する(可能な場合)。
  • HVOを既存のサイトで試験的に使用し、利用可能な場合はより広範にこの技術を導入する。
  • HVOやその他の代替燃料のサプライチェーンを評価し、これらの燃料を購入する際に森林破壊を回避・軽減するように努める。

グリーン水素などの代替エネルギーの評価

エクイニクスはまた、将来のエネルギーにおいて水素が果たす役割や、水素を利用した燃料電池が発展途上のグリーン水素経済をどのように利用するのに役立つかについても検討しています。2021年に当社は、全7社のコンソーシアムに加わり、クリーン水素パートナーシップから250万ユーロの助成金を得て、EcoEdge PrimePower(E2P2)プロジェクトを立ち上げました。E2P2プロジェクトは、データセンター用に最適化された新しいタイプの燃料電池と、リチウムイオン電池、無停電電源装置を統合し、より低コストで効率的な電源アプリケーションを探求するものです。この技術はオープンスタンダードとして開発されており、小規模なプロバイダーにも参加の機会が与えられています。

長期的なオンサイト発電戦略に水素を取り入れる機会がある一方で、短期的に評価すべき他のルートもあります。ディーゼル燃料や冷媒などのスコープ1ソースからのオンサイト排出量は、エクイニクスの総フットプリントの2~3%を占めています。ただし、ディーゼルからの脱却はすでに始まっています。

「E2P2プロジェクトは、発電、配電、貯蔵のための新しいアーキテクチャを実証し、天然ガスから持続可能な水素への幅広い移行を支援するとともに、2030年までに気候変動に左右されない事業運営を実現するという当社の目標もサポートすることができます。」

– エクイニクス最高技術責任者、ジャスティン・ダストザデ

運用
効率

エクイニクスのエネルギー、水、資源の効率化についてご紹介します。

気候変動リスク

エクイニクスは、ガバナンスプロセスの一環として気候関連のリスクと機会を管理しています。