環境

再生可能エネルギー – 当社の影響力の拡大

再生可能エネルギー業界が直面する障害や機会が変化する中、エクイニクスは再生可能エネルギー拡大への取り組みを堅実に続けています。こうした取り組みは、当社のお客様とパートナーが自らのデジタルサプライチェーンをグリーン化することを可能にするものであり、ステークホルダー全体におけるサステナビリティの実現者であるという当社の役割を強化するものです。当社は、RE100の誇るべきメンバーであり、2015年以降、アメリカ合衆国環境保護庁(EPA)のグリーン電力パートナー(Green Power Partner)の全米上位100企業に選ばれています。2022年に当社は、再生エネルギー利用に関するコロケーション・データセンターのトップ企業であることが米EPAに認定されました。これらの評価に加え、エクイニクスはCEBAのリーダーシップサークル会員に移行し、CEBA理事会に貢献することで、再生可能エネルギー業界の協力と教育を促進する長期的な取り組みを継続しています。

再生可能エネルギーに関する基本原則

エクイニクスは、100%クリーンな再生可能エネルギーという目標を達成するため、購買決定に以下の4原則を適用しています。

  • 再生可能エネルギーと低炭素エネルギーを利用する
  • 可能な限り地元の再生可能エネルギー源を調達する
  • 新しい発電設備または最近建設された発電設備を探す
  • 賛同する再生可能エネルギーポリシーを支持し、データセンターの新設時には再生可能エネルギーの利用可能性を考慮する
Greenhouse Gas Protocol
CEBA
EPAグリーン電力パートナー

サステナビリティ指標と達成状況

エクイニクスの事業が成長している状況においても、当社はグローバルでの再生可能エネルギー調達の継続的拡大に取り組んでいます。2022年にエクイニクスが当社のデータセンターで使用した電力は、設備使用分とお客様IT機器使用分を合わせて7,750GWhであり、前年比9%増となりました。この2022年の使用量のうち、7,430GWhすなわち96%を再生可能エネルギーで賄っています。GWhあたりの再生可能エネルギーの調達量は前年比10%増になりました。

対象範囲
データセンター242拠点* 総面積2,810万平方フィート 27か国
使用電力と再生可能エネルギー
消費電力7,750GWh 米国の650,000世帯分の年間電力使用量に相当 グローバルで96%が再生可能エネルギー
223拠点が100%再生可能エネルギー 595MWの長期契約PPA 長期契約PPAは2021年比で160%増

*2022年のGHG算定対象範囲に含まれる拠点

当社は現在27か国で合計242のデータセンターを運営しており、すべての地域で再生可能エネルギーを調達しています。エクイニクスが他の地域に進出する場合には、可能な限り電力購入契約(PPA)の拡大による再生可能エネルギーの購入を優先することや、現地プロジェクトや投資を通じた当社の影響力を高める機会を追及しています。当社は、オーストラリアとアジア太平洋地域における再生可能エネルギーのカバー率を高めることで、2030年目標に向けて大きな進歩を続けています。

再生可能エネルギー調達以外にも、当社は現地での太陽光発電の機会、燃料電池による現地での発電、その他当社の全体戦略に合致する分散型低炭素技術の評価を継続しています

オーストラリア・バイヤー・コンソーシアム・グループ

2021年、オーストラリア競争・消費者委員会(the Australian Competition and Consumer Commission)は、エクイニクスと他企業の共同事業体がグリーンエネルギー購入の交渉において提携することを許可しました。この共同事業体は、太陽光および風力発電の申請者をプールすることが許可され、最終的に全オーストラリア電力市場へのアクセス性拡大や、長期PPAの締結機会が可能となります。共同事業体は全オーストラリアのプロジェクトを積極的に評価しており、本年後半に主要な進捗状況を報告する予定です。

長期パートナーシップを通じたグローバルでのPPAの急速な拡大

グローバルでの100%再生可能エネルギー使用という2030年までの目標を達成するためには、当社がデータセンターを運用する国および都市においてPPAへの取り組みを急速に拡大する必要があります。  この拡大の取り組みにおける重要な要素は、複数大陸にまたがり影響力とパイプラインを有するデベロッパーとの長期的なパートナーシップを築くことです。2023年、エクイニクスは、こうした関係が長期目標の達成に重要であることを認識し、戦略的パートナーとのさらなるPPAの締結に努めています。

デベロッパー プロジェクト 技術 地域 稼働年*
NextEra Rush Springs 風力 オクラホマ州 2016
Southern Wake 風力 テキサス州 2016
Neoen Bjorkliden 風力 フィンランド 2024
Neoen Lumivaara 風力 フィンランド 2025
Neoen Storbotet 風力 フィンランド 2026
IGNIS Cimera 太陽光 スペイン 2025
IGNIS Coracha 太陽光 スペイン 2025
IGNIS Baobab 太陽光 スペイン 2025
IGNIS Dintel 太陽光 スペイン 2025
IGNIS Rascon 太陽光 スペイン 2025

*将来における稼働年はすべて予定上のものであり、変更される可能性があります。 また可能性は低いものの開発に支障が生じた場合、プロジェクトが実施されないか、または適切な代替プロジェクトに置き換えられる可能性があります。

エネルギー属性証明書

エネルギー属性証明書(EAC)は、現在当社の再生可能エネルギー・ポートフォリオ・ミックスの一部となっており、さまざまな仕組みにより取得できます。仮想的な電力購入契約(PPA)などの契約プロジェクトから直接調達された証明書や電力供給契約に含まれる証明書は一般に「バンドル」証書と呼ばれ、サードパーティやブローカーから購入された証明書は「アンバンドル」証書に分類されます。

当社は、EACがPPAほどには新規プロジェクト開発を可能にするものではないと認識していますが、アンバンドル証書の購入は依然として、市場に需要シグナルを送り、関連する電力網システムの「グリーン化」を支援するという重要な役割を果たしています。また、PPAがすべてのグローバル市場で利用できるわけではないため、エクイニクスはアンバンドル証書の購入を通じて再生可能エネルギー市場の発展に貢献しています。エネルギー市場がより発展している地域では、当社はアンバンドル証書を、PPAなどの付加価値をさらに高める高品質なソリューションに置き換えるよう積極的に取り組んでいます。

EAC調達の機会を評価する際には、当社はEACが世界的な認証基準に適合していること、例えば北米においては100%がGreen-e認証を受けていること、を確認するよう努めています。その他の優先順位をつける基準として、開始5年未満のプロジェクトからEACを購入することがあります(市場にそのような購入機会が存在する場合)。これはさらなる新規プロジェクトの開発を推奨するのに役立ちます。最後に、当社は証明書に基づくあらゆる主張について、GHGプロトコルとISO 14064-3報告基準を遵守しています。

要約すると、エクイニクスは、すべてのEACが同等の環境影響を有するとはみなされるわけではなく、当社の現在の再生可能エネルギーポートフォリオの品質に幅があることを認識しています。しかしながら、当社は「可能な場所」で「可能なこと」を行うことで、より広い範囲で再生可能エネルギー業界を支援し、当社データセンターの運用地域およびその先にある全ての利用者の電力網をグリーン化していきます。

オンサイト太陽光発電設備の導入

On-site Solar Installations

エクイニクスの長期的な再生可能エネルギー戦略は、施設外でのPPAの拡大に最大の重点を置いています。しかしながら、データセンター施設におけるオンサイト太陽光発電プロジェクト数を増やすことでサステナブルなエネルギーに投資するという直接的な方法も実施しています。当社の新規施設の設計時と既存施設の両方において、オンサイト太陽光発電の規模を最適化する機会が評価されます。当社のシステムは、新たな再生可能エネルギー発電を稼働させることで、エネルギー市場のさらなる変革を支援します。2022年後半には、ME1データセンターにおいて、1MWという驚異的な容量となる、オーストラリアにおける当社過去最大のプロジェクトを展開しました。2022年には、当社の既存施設におけるオンサイト太陽光発電能力は、グローバル全体で4.4MWまで増加しています。2023年も、当社は引き続き太陽光発電を増加させる機会を特定し、グローバルの各地域に拡大していきます。

アドボカシーとコラボレーション

エクイニクスのグローバルチームは、世界中に
ある当社データセンターに影響を及ぼす最新の環境関連基準と法令を積極的に調査しています。当社は政府やさまざまな外部委員会と連携し、世界がグリーン経済へ移行する中で企業を支える先進的な政策を支持しています。EUにおける規制導入の増加に伴い、当社はアドボカシー活動を執行委員会の中核的な活動として組み込み、社内の取り組みとの統合を進めました。2022年には、EUDCAにおけるリーダーとしての役割や、エクイニクスが作成し各国政府に提供したホワイトペーパーを通じて、新たなエネルギー規制に影響を及ぼしました。当社のアドボカシー活動は、野心的な気候関連政策と、同業他社およびお客様における再生可能エネルギーの入手と利用の拡大を支えています。

Logo for Clean Energy Buyers Association.「電力購入契約(PPA)はカーボンフリー発電を推進させるために欠かせない重要な財務構造です。なぜなら、PPAは非常に重要なキャッシュフローの保証を提供し、デベロッパーが銀行から必要な資金を調達できるようにするからです。エクイニクスは自社プロジェクトを主導するだけでなく、PPAに関する豊富な専門知識を活用し、他のエネルギー業界の顧客、プロジェクトデベロッパー、パートナーが各自の学習曲線を加速させる助けとなっています。」

– CEBA CEO、ミランダ・バレンタイン氏(2023年2月)

2022年には、当社はCEBA会員企業向けの2つのセッションに講師として参加しました。2016年以降、当社はこうしたイベントに12回参加し、190社を超えるエクイニクスのお客様やCEBA会員が再生可能エネルギー取引の交渉について深く学習することを支援してきました。これらの知識向上の努力は、2030年までに電力網の90%を脱炭素化するというCEBAの目標達成に向けて、業界の能力と関連する影響力を高めています。また、エクイニクスは過去4年間にわたってCEBA理事会にも所属しています。

受賞と表彰

再生可能エネルギー分野におけるリーダーシップが評価され、エクイニクスはさまざまな組織から表彰を受けています。

グリーンファイナンス

エクイニクスはグリーンボンドの利用を通じてサステナブルなイノベーションを推進しています。